コバちゃん農場
農園訪問レポート
メールマガジンからの抜粋です
栃木県野木町は栃木県の一番南にあり、茨城県や群馬県との県境に近く、さらに
少し南に行くと埼玉県にも近い町です。
都心から比較的近いのですが、田んぼや畑、所々に雑木林も残っていて田園風景
が広がります。
コバちゃん農場の代表:小林さんは、2001年4月から野木町で就農しました。
彼は以前、青年海外協力隊員としてニカラグアやコスタリカで活動をしていたこ
とがあります。そのころ、同じ団体の有機農業プロジェクトと交流があり、それ
で有機農業に興味を持ったそうです。
またご自身の健康問題もあって、健康や地球環境問題にも興味を持っていて、自
分でも何とかしなければという思いが強くなりました。
しかし自分で何が出来るのか?今一分からなかったのです。
帰国してからもしばらくは生き方を模索していましたが、やはり有機農家を目指
すことを決心!
栃木県烏山にある「帰農志塾」で1年4カ月間研修をし、その後祖父の実家のある
野木町で就農したわけです。
幸運なことに、実家の近くに先輩の有機農家さんがいらっしゃって、畑を貸して
いただいたり、いろいろ貴重なアドバイスも頂けました。とても助かったそうで
す。
現在畑の総面積は約1ヘクタール(10反)、100種類以上のお野菜を露地栽培で育
てています。
すべて有機栽培ですが、最近は少しづつ不耕起(畑をほとんど耕さない)に切り
替えていて、現在は畑全体の約半分に増えたそうです。(2009年現在)
不耕起に切り替えている理由は、その方が地力の減りが少ないし、また環境や作
業の安全性を考えると、出来るだけ機械を使いたくないとのことです。
さらに環境負荷を考えて、ビニール資材やマルチも今は使わず、育苗用の小さな
ビニールハウスは、中古を買ってきて自分で組み立てました。
また野菜の種も出来るだけ自家採種です。時々混じったりする時もあるそうです
。可能な限り自分で固定しようとしています。
堆肥も主に落ち葉と米ぬかが中心で、家畜(牛、豚、鶏)の糞を入れない堆肥作
りをしています。近くの雑木林などで落ち葉を集めて堆肥化していました。
このように書くと、とてもこだわっているように見えますが、小林さんご本人は
ごく当たり前のように自然体!
循環可能な農場、次世代、次々世代の未来へおいしい空気と水、健やかな土、生
き物たちを継いでゆく農場をめざしているとのことです。
畑の様子も見せて頂きました。
小林さんの畑は、他でよくある作物が整然と並んでいるイメージではなくて、ど
ちらかと言うと不規則で、様々なお野菜と草が混然一体となり、あちこちにこぼ
れ種の立派なお野菜も顔をのぞかせていました。
みんながそれぞれ、活き活きと育っている!お互いに邪魔し合うのではなくて共
生していて、とても自然な畑です。
100年先、200年先までこの畑は循環しながら、未来の子どもたちの命をささえる
お野菜を育て続けていると確信しました。(^0^)
将来は地元の野木町を有機農業の盛んな地域にしたいと、町役場にも提言を始め
たそうです。
野木町はけっして有機農業の盛んな地域ではありませんが、小林さんは2009年3
月に、
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野木町ブランドに対する提案書
『有機で自給できる町のぎ』
~「身土不二」「地産地消」有機農作物ブランドの確立
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を町役場に提出、町をあげて有機農を盛んにして、未来につなげてゆきたいとの
ことです。
その提案書を一部頂きましたが、その提案内容は、
1、野木町立有機農業公園の開設
町内の住宅の多い地域での遊休地を利用して、有機農業の現場を消費者、生産者
としての全ての町民が見学、体験できる参加型のふれあい農場の開設。
2、アンチアレルギー、有機ブランドの創出
採種、搾油まで可能な作物を軸にした、多品目生産で町内自給率の向上に努める。
そのあと提案書ではそのメリット(1~5まで)を挙げて、とても分かりやすく説
明し、最後に総括で締めくくっています。
数ページの提案書ですが、小林さんの町の未来に対する思いがギッシリと詰まっ
た素晴らしい内容です。
未来に思いを馳せながら、足元のやるべきことを自然流でやる。そんな小林さん
のコバちゃん農場!お近くの方はぜひ一度訪問して下さい。
事前の連絡にて、日時の相談をお忘れなく!(^0^)
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